新卒採用における効果的な内定の出し方に関して

こんな風に志望度が低い状態で内定だしをしているケースはないですか?

内定通知は学生の志望度を出来る限り高い状態で内定通知を行うのが理想的です。
もちろん、学生の意思決定スタイルや企業様としてのスタンス等により絶対的な正解はありません。

しかし、絶対評価で内定基準を超えたからと言って内定を通知してしまうと「持ち駒」として学生が認識してしまうケースが多くあります。
今は大学のキャリアセンターも内定を持ちながら、場合によっては内定承諾をしながら活動を継続する事を推奨しています。
コロナ禍での未来への不安、周囲の友人との比較、自身の力を試したいといった挑戦心、様々な理由はありますが、志望度が高くない状態で内定を出してしまうと意思決定に繋がらない事が増えてしまいます。
仮に第一志望や即決状態ではなくても可能な限り学生に志望度が最も高い状態を作り、内定通知を行う事が人事採用担当者の重要な役割の一つです。

その為には、最終選考と明確に明示せずに選考回数を状況に応じて変化させる、もしくは最終面接合格≠内定と学生に伝える事が効果的です。

ポイントは学生がどれだけ自社の事を理解してくれているか、そしてどれだけ学生の事を理解してくれているか、です。
互いに理解が浅い状態で内定を出してしまう事は内定通知後のフォローや最終的な入社人数の着地が読めなくなるリスクがある為、注意が必要です。